
DIYで雨漏りを応急処置するポイントは、
①穴を補修する、②貼り合わせる、③覆いかぶせる、です。
どんな屋根でも作業はこれの繰り返し。
実際に使った最良な資材をご紹介します。
「はじめて雨漏りの被害にあった人が知っておくと良い情報」をまとめました。
(→→ はじめて雨漏りの被害にあった人が知っておくと良い情報 )
実際に修繕で利用した資材と値段と雨漏り現場
実際に修繕で使った資材(値段)と雨漏り現場を紹介します。雨漏りの現場を目視で確認して、どんな資材を使ったら良いのか。また資材の値段の目安があれば安心です。
雨漏りの応急処置で使う資材
応急処置は、穴を補修する、貼る、かぶせる、の繰り返しです。どんなカタチの屋根でも、雨漏りの応急処置で使う資材はこの3点があれば大丈夫です。
穴を補修する「ポリコーク(耐水性のプロ用補修剤)」
張り合わせる「ブチルテープ(耐水性の両面テープ)」
覆いかぶせる「UVシート(紫外線対策シート・防水)」
それぞれの資材をDIY映像からご紹介します。
ポリコーク(耐水性の補修剤)
値段は1000円以内です。チューブの歯磨き粉のように手で絞り出します。
あとはヘラなどで見た目を整えればOK。
表面のみ乾いて、中身は完全に乾きません。何度も補修できます。
ブチルテープ(耐水性の両面テープ)
値段は20mの両面で2000円以内です。普通の両面テープのように使います。
圧着すると、何にでも強力に張り付きます。
ブチルゴムという化学的に安定したゴムです。耐久性があります。
UVシート(紫外線対策されたシート・防水)
値段は10m×10mで2万円ほどです。ホームセンターでは最大サイズ。
紫外線対策が施されています。また安いブルーシートに比べて肉厚です。
両面のブチルテープの上にUVシートをパッチのように貼り付けました。
最後に家全体を、10mのUVシートで包み込みました。
屋根のフチに両面のブチルテープを貼ってUVシートを圧着しました。ので、風が吹き込むことはありません。縛って固定する必要がなくなりました。
資材を選ぶときに考えるべきこと
屋根は雨だけでなく、風もあるし、紫外線もあります。夏場の日中は恐ろしく熱くなるし、冬場の深夜はマイナスにもなります。屋根はかなり自然の猛威にさらされている場所です。
雨漏りの応急処置とはいえ、紫外線・防水性・耐久性が必要なところです。
先ほどの資材以外に買い求める際には「UV加工されたもの、耐候性、耐水性のあるもの」を選ぶと良いです。
雨漏りを自分で補修するまでの流れ(調査・買物・施工)
応急処置は、対象物の調査からスタートです。
現場を見て、どの程度の大きさが必要か確認してから、最後に買物です。
ネットなどで調べるのもアリと思います。工法や使い方など多くの記事がヒットします。ただ、素人なので、商品に目がくらんでしまい、不安をぬぐうため余計なものも購入してしまいます。
少しづつ買い足すと無駄がないです。実際に屋根で作業すると、買った資材の要不要がすぐにわかります。あ、これはいらなかったな、とか。
100均でハサミとカッターを買い求めたのは正解でした。切る作業が多かったので、かなり使い切った感あります。
逆に、高機能な防水シート「 タイベック・ハウスラップ 」。衝動買いで50メートルをロールで1本買いました。劣化してめくれあがった防水シートの下部分に貼ったのですが、頑張って使い切った感があります。
ただ、この防水シートは良い商品です。普通の紙のような質感なのに高機能です。
デュポン社[タイベック・ハウスラップ]
・透湿・防水シート(湿気は抜けるけど水は通さない)
・高密度ポリエチレン不織布
・防水性20年保証の透湿防水
本来は一軒家の外壁に断熱材を入れたあと、壁全体を包む資材として使われるものです。
たまたま、通勤時に目に留まった建築現場です。
雨漏り体験記録のまとめです
【雨漏り修理のDIY記録#1】雨漏り状況の確認と撮影と計測
【雨漏り修理のDIY記録#2】何が優先順位なのか話し合った
【雨漏り修理のDIY記録#3】雨漏りの応急処置に必要なコト
【雨漏り修理のDIY記録#4】修繕グッズは3種類で十分だった ←この記事です
【雨漏り修理のDIY記録#5】台風被害屋根を3ステップ補修