
DIYで雨漏り屋根を応急処置している作業光景を参考にしたい方。
DIYで補修したくとも、やったことないものは想像できません。
作業の既視感があると、修繕作業は自分なりに工夫できます。
雨漏り屋根をDIY補修した映像を3ステップでまとめました。
「はじめて雨漏りの被害にあった人が知っておくと良い情報」を
まとめた記事があります。引き続きの参考にどうぞ。
(→→ はじめて雨漏りの被害にあった人が知っておくと良い情報 )
台風被害で雨漏りした実家の屋根を修繕開始
数日間の晴れが続いたので、長雨にさらされた屋根はだいぶ乾燥したと思います。
ようやく台風でハカイされた実家の屋根修繕の開始です。
修繕は【雨漏り修理のDIY記録#3】雨漏りの応急処置に必要なコトに書いた計画の順番です。
修繕ステップは3つ。
2.はがれたシート裏面の補修&屋根のフチにできた亀裂元の補修
3.UVシートで屋根を半分覆う(←屋根全体を覆うことに変更)
1.に使う資材はポリコークとブチルテープとUVシートです。亀裂のパッチ補修です。
2.はタイベックの防水シート50mを下処理にフル活用しました。
3.は持ち運びに激重なUVシート10mを屋根全体にしきつめる作業です。
それぞれ見ていきます。
ステップ1:経年劣化した防水ゴムシートの亀裂や外壁亀裂を保全
1.経年劣化した防水ゴムシートの亀裂を保全
応急処置なので、もともとあった防水シートの再活用を考えました。なので亀裂を養生します。
作業は比較的小さい亀裂にブチルテープとUVシートを使ってパッチしていくものです。
劣化して切れた防水シートの上に、半分に切ったUVシートを貼ってるところです。
切ったUVシートを貼っています。ボンドで貼ってみたのでなかなか乾きません。
他にも外壁にあった亀裂(劣化したコーキング材)の上からポリコークを塗布しました。
これらの繰り返しで、表面に見える亀裂を補修していきました。
ステップ2:はがれたシート裏面の補修&屋根のフチにできた亀裂元の補修
2.はがれたシート裏面の補修&屋根のフチにできた亀裂元の補修
と、屋根のフチにできた亀裂元の補修
カドが強風でめくれて切れたので、その周辺箇所の補修と、防水シートの裏側の穴を補修します。
もともとある防水シートを大掛かりに補修します。下地処理とパッチ利用で高機能なタイベック防水シート50m、全部使い切りました。
ホームセンターのタイベック防水シート50mロールはコスパ良いです。
剥がれた防水シート。意外にも裏面は綺麗。穴をブチルテープとタイベックで養生します。
劣化した防水シートの裏面の穴をタイベック防水シートでパッチした全貌です。
めくれた防水シートの下と屋根のフチにタイベックを敷き詰めました。
タイベック防水シート貼り終わり。
この上に劣化した本来の防水シートをかぶせて、シートと屋根のカドをステンレス製針金で固定します。
なお、ここまでが「下地補修」と考えて頑張った作業です。
しかし、よくよく考えると、
「劣化した防水シートの表面にUVシートを貼るだけでいいんじゃないの?」
という、疑惑も・・・。
もしかしたら、UVシートで覆うだけで応急処置は済み・・・なのかもです。
ステップ3:UVシートで屋根を半分覆う(←屋根全体を覆うことに変更)
3.UVシートで屋根を半分覆う(←屋根全体を覆うことに変更)
最後に、全体をUVシートシートで覆います。計画では半分くらいを考えていました。
が、防水と暴風対策を考えると、まるっと屋根をつつんで、ブチルテープで屋根側面全部を止めたら
屋根と一体化するのでは?超固定となるのでは?そのほうが合理的では?と考えなおしました。
なので、足らないUVシートを買い足して、屋根全面を覆うことに変更です。
10mサイズを使いました。屋根を完全にUVシートで覆うと、風の抵抗を考えなくて済みます。
数メートルくらい足らないので、後日買い足しで貼り付け予定です。
作業にまだ続きがありますが、まだ作業日が未定なので、このへんで。
作業動画も分割で、目下作成中です。
※結局、屋根全体をシートで包むことで応急処置は終了しました。
雨漏り補修で利用した材料
どんなカタチの屋根であってもこれらの材料で応急処置ができます。
なお、価格はアマゾンの最安値サイズのページを参考にしてあります。
穴を補修する耐水性の補修剤◆油性コーキング材 ポリコーク【529円】
耐候性のある表面皮膜を形成します。内部は硬化しなくて液状を保つので、いつでも塗り直しができます。チューブの歯磨き粉と同じ利用法です。1本購入しました。
UVシートを張り合わせるに◆ブチルゴム防水テープ 両面【1,749円】
耐久性と耐水性に優れたブチルゴムを使った両面テープ。何にでも強力に張り付きます(圧着させます)。20mを4本使い切りました。
ポリエチレン製UVシートの接着用で◆コニシ ボンドGPクリヤー【599円】
つきにくいポリプロピレンやポリエチレン製の透湿防水シートも接着できる接着剤です。業務用の大きいものを2本使いました。ブチルテープで代用可能な印象です。
屋根全体をつつむために◆UVシート 防水・厚手 1.8m×1.8m【821円】
紫外線対策されたブルーシートです。屋根の片面用に10m×10mを1枚と、切り刻みで補修パッチ用として1.8m×1.8mを購入しました。
コスパの良い防水シート◆タイベック・ハウスラップ 1m x 1m【749円】
湿気を通しても水は通さない透湿防水シートです。デュポン社タイベック(https://www.tyvek.co.jp/)1m×50mのロール1本を購入して使い切りました。
施工から数ヶ月以内に外壁を被せる必要がある、と注意書きにありました。紫外線に弱い印象です。
ただ、計算して思ったのですが、防水のコスパはダントツです。使ってみたいだけの資材と反省してましたが、手で引き裂いても切れません。見えない箇所のパッチ作業には効率が良かったです。
雨漏り体験記録のまとめです
【雨漏り修理のDIY記録#1】雨漏り状況の確認と撮影と計測
【雨漏り修理のDIY記録#2】何が優先順位なのか話し合った
【雨漏り修理のDIY記録#3】雨漏りの応急処置に必要なコト
【雨漏り修理のDIY記録#4】修繕グッズは3種類で十分だった
【雨漏り修理のDIY記録#5】台風被害屋根を3ステップ補修 ←この記事です